こわーきんぐすぺーすってなに??それはカラオケの進化系さ
ワーキングは「働く」という意味
ワーキングスペースを訳すと「働く場所」となります。つまりこれは「職場」と同じ意味です。
一旦「コ」は置いといて、職場といえば会社だったり工場をイメージすると思います。
でも今は、パソコンを使えば出勤せずに仕事ができるようになりました。
じゃあ、パソコンを使って家で仕事(いわゆるテレワーク)をする人の職場ってどこになるかというと、ずばり家ですね。
でも家の中って、他の家族がいたりして仕事に集中できない。逆に1人だと自分の好きなことしかやらなくて仕事が進まない。
「あーこんな時に家みたいに快適で、仕事がはかどるような場所があればなぁ」
と思った人達が集まる場所、それがコワーキングスペースです。
「コ【Co-】」とは共同という意味の英単語で、協同組合のことをCo-op(コープ)と言い、日本では生協(生活協同組合)が有名ですね。
言い換えると共同の職場(共同オフィス)になります。これで言葉の意味がわかりました。
コワーキングスペース=共同の仕事場
時間にお金を払う
ただここで、家ならタダでできることをなぜお店でお金を払って利用するのか?という疑問が出てくると思います。
では質問です。あなたの家にはマンガが何冊ありますか?
パソコンは最新のものですか?家でコーヒーやジュースは何種類ぐらい飲めますか?
答えは簡単で、それぞれそんなに種類も多くないし、質もまあまあってところでしょう。
そんな人のために、マンガ喫茶やインターネットカフェができました。
もし利用したことがあるなら良いですが、それも知らないという方へ。
さすがにカラオケはしっていますよね?カラオケって家でできるけどお金を払って外でやることの代表例です。
そしてそれらのお店全てが、家よりはるかに優れた空間や設備を提供してくれている。
だからその場所を、利用する時間に応じてお金を支払うという形になっています。
そう、コワーキングスペースは家よりはるかに仕事をしやすい環境を提供してくれているお店だということです。
コワーキングスペース=家より快適な共同の仕事場
具体的には?
コワーキングスペースには三つの特徴があって、それらが小さなメリット2個と、大きなメリットを1個生みます。
第一の特徴はインターネットの使い勝手がいいこと。
現状、多くのコワーキングスペースが、光回線のような高速通信を無制限(ギガの縛りなし)で使えます。
さらに、壁や機械から線で繋ぐのではなく、Wi-Fiという無線通信方法により、お店の中ならどこでも携帯やパソコンでインターネットができます。これが小さなメリットの1個目。
第ニの特徴は、周りに人がいることで、先程のサボることへの対策となります。これが小さなメリットの2個目。
ですが、この2つは最近の飲食店やカフェでも同じなんで、そこまで大きなメリットではありません。
一番大きなメリットは、同じような仕事をしている人に出会えること。
そうすると、お互いに仕事の依頼をしてもらえたり、共同制作で何かに挑戦したり、得意なことを持ち寄って、独立して起業しよう!など、お互いが得をする状況(win-win)になります。
要するに、コワーキングスペースを利用する目的の多くが、自分の仕事(=収入)と繋がる可能性のある人と出会うことです。
だからコワーキングスペースの第三の特徴として、開放的な空間であることが挙げられます。
ただし、開放的な空間だけで言えば、お互いに話すこともなく、1人で黙々と作業するカフェと同じになってしまうので、コワーキングスペースでは話しやすい雰囲気作りを心がけていることが多いです。
そういう場所では、仕事だけじゃなく、お互いのことについて話したり友達になったりする、老人ホームのような役割もあるので、コワーキングスペースが、単に収入を増やすことだけが目的ではないことも知っておいて欲しいです。
コワーキングスペース=色んな人との出会いがある家より快適な共同の仕事場
まとめ
お孫さんに「こわーきんぐすぺーすってなに??」と聞かれたら、どんな仕事をしている人でも入れる「新しい友達の見つけ方」や「自分を成長させる方法」を学べる大人が通う塾みたいな場所だよ。と答えてあげて下さい。
もう少し大人なら、ただ単に会社に行くよりも、効率よく自分の生活を豊かにできるチャンスがある場所、いわゆる集会場(訓練場)の代わりになるお店。
といったところでしょうか。
結論、自分の成長のために行く場所であり、サービスの提供を受けるためだけに行くお店ではないということ。
もし子供から、「大人になっても塾行くの?嫌だな~」と返されたら、そうならないために今のうちに勉強しよう!と教えてあげましょう。
おしまい
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